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昔は「祝儀」と「不祝儀」で畳を敷きわけていたとはホント?

2021.05.20

大掃除の時などに畳をあげて、陰干しして、ホコリをたたき出す風景は
近頃では、もはや珍しいものとなってしまいました。
都会の高級住宅などでは、畳を干す場所がないというのも理由のひとつですが
近年では、畳というものは一度敷き込んだら
敷きっぱなしにしておくものだと考えられているところがあるようです。

昔は、「祝儀」や「不祝儀」に応じて畳を敷き直していたという話は本当です。
仏事や供養のときは「不祝儀敷き」といって
普段の日常生活や祝い事の「祝儀敷き」と区別されていました。
これも、いまでは忘れられた習慣となりましたが
このように、畳というものは、掃除や行事において
しばしばあげられたり、移動されていたものだったようです。

ここでは、床の間の「祝儀敷き」の敷き方について、触れておきたいと思います。
床の間の前(床前)の敷き方ですが
畳の長手(ながて)を床框に持ってくるのが「祝儀敷き」。
妻手(つまで)を持ってくるのが「不祝儀敷き」となります。
床の間の無い部屋では、長手を出入り口に持ってくるのが通常となります。
これは、今でも守られている畳の敷き方のルールです。


東京都大田区にある「浅野畳店」は江戸時代から続く畳屋です。
現在は、6代目として、国産イグサの畳にこだわりながら
皆様のライフスタイルにマッチする畳を幅広くご提供しております。

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